家から駅までは五分程だ。
三年前にこの街に引っ越してきたとき、駅から近いというだけの理由でこの家を選んだ。
まぁ、その選択は今でも間違っていなかったと思っている。おかげで朝の貴重な時間をゆっくりとしていられるのだから。
しかし、今日は何かが違った。
俺は腕時計を見る。家を出て、既に三十分が経とうとしていた。
辺りを見回すと、いつもの風景。そして、振り返れば遠くにちらりと今出てきたばかりの家があった。
もう一度歩き出し、五分ほど経ったところでもう一度振り返る。未だに見える、我が家の赤い屋根。
繰り返している。家から駅までのルートを何度も。
俺はたまらなくなって走り出した。
まるで走馬灯を見るかのように繰り返される風景。
永久に続く、一本道の迷路。
俺は息を切らせて、とうとう立ち止まってしまった。
来た道には赤い屋根が見えた。
三年前にこの街に引っ越してきたとき、駅から近いというだけの理由でこの家を選んだ。
まぁ、その選択は今でも間違っていなかったと思っている。おかげで朝の貴重な時間をゆっくりとしていられるのだから。
しかし、今日は何かが違った。
俺は腕時計を見る。家を出て、既に三十分が経とうとしていた。
辺りを見回すと、いつもの風景。そして、振り返れば遠くにちらりと今出てきたばかりの家があった。
もう一度歩き出し、五分ほど経ったところでもう一度振り返る。未だに見える、我が家の赤い屋根。
繰り返している。家から駅までのルートを何度も。
俺はたまらなくなって走り出した。
まるで走馬灯を見るかのように繰り返される風景。
永久に続く、一本道の迷路。
俺は息を切らせて、とうとう立ち止まってしまった。
来た道には赤い屋根が見えた。
2008/10/30(Thu) 17:54:03







